
開催概要
あっ!ゴーギャン。
1886年の夏、ポール・ゴーギャン(1848-1903)は、最終回となった第8回印象派展への出品を終えると、フランス・ブルターニュ地方の小村ポン=タヴァンへと向かいました。変化に富んだ明るい光にあふれ、古く独特な伝統文化が色濃いこの土地に魅せられて、村にはすでに多くの画家たちが集っていました。若々しいエネルギーに満ちた芸術の冒険が、今始まろうとしていたのです。彼らは、後に「ポン・タヴァン派」と呼ばれ、大きな反響を巻き起こしながら、20世紀の美術を切り開きました。本展では、印象派を超える新たな絵画を求めた、巨匠ゴーギャンとポン・タヴァン派の芸術を紹介します。ゴーギャンとポン=タヴァンの画家たち -フランス・ブルターニュの光- フランスのカンぺール美術館、ブレスト美術館、デンマークのニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館等から、ゴーギャン12点を含む、エミール・ベルナール、ポール・セリュジエ、モーリス・ドニなど全約70点を展示します。 また日本国内を代表するゴーギャン作品である《アリスカンの並木路、アルル》(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館蔵)も特別公開されます。
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