細菌性腸炎
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細菌性腸炎 とは |
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熱が出たり、腹痛、嘔吐や下痢がみられます。血便をみることも多く、ときに重症になります。
カンピロバクターやサルモネラ、病原性大腸菌、腸炎ビブリオ、エルシニアなどの細菌が原因でおこる腸炎です。カンピロバクター腸炎は汚染されたトリ肉、サルモネラ腸炎は汚染された肉や卵、あるいはミドリガメなどのペットが感染源となります。 |
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◆治療
便の培養検査を行い、抗菌薬が処方されることになるでしょう。嘔吐や下痢などの症状が強いときは、点滴や入院が必要になることもあります。
家庭で気をつけること
食べ物 |
水分と消化のよい食べ物を与えましょう。→「下痢のときの食べ物」 |
入浴 |
下痢がおちついてきたらかまいません。シャワーでおしりをきれいに洗ってあげましょう。 |
手洗い |
手洗いをしっかりし、家族内での発生に注意しましょう。 |
◆こんなときは早めに診察を
①嘔吐や下痢を繰り返し、ぐったりしてきたとき
②腹痛が強まったり、血便が続くとき
③高熱が続くとき |
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◆次に受診するまでに
水分や食事の摂取量、下痢や吐いた回数、尿の回数などをくわしくメモしておきましょう。
◆細菌性腸炎にならないために
・肉や卵は加熱してから食べるようにしてください。
・生肉、とくにとり肉を調理した包丁やまな板をそのまま使って生野菜を切ったりしないでください。熱湯をかけ洗剤で洗ってから使用するのがよいでしょう。
参考・引用文献:日本外来小児科学研究会
「お母さんに伝えたい子供の病気ホームケアガイド」
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