あわら市の「女将の会」による食べきり運動等の取組みが評価され、平成25年度3R推進功労者等表彰において、3R推進協議会会長賞を受賞しました。
【受賞テーマ】
食品廃棄物削減に向けた独自の取組みと“あわら蟹がらプロジェクト”の展開
個性的な食べきり運動の実施
各旅館では、宿泊者の希望や年齢層等に合わせ、量や食材を考慮したメニューを提供するなど、食べ残しを出さないよう工夫しています。
宴会等では、お客様に対し、食材のルーツや収穫までの苦労話、調理法の工夫などを“食の物語”として紹介し、さりげなく食べきりを促すことで、食べ残しの削減を図っています。
あわら蟹がらプロジェクトの展開
毎年、冬の芦原温泉には越前がにを目当てに多くの方が訪れ、それに伴い大量の蟹がらが廃棄されていました。そこで、女将の会では、平成23年度より地元農家やあわら市観光協会と連携し、これらの蟹がらをあわら市のもうひとつの名物であるブランドトマト「越のルビー」の肥料としてリサイクルする「あわら蟹がらプロジェクト」を立ち上げ、食のリサイクルループの確立に取り組んでいます。
栽培したトマトは、「かにからトマト」として、旅館利用者に贈され、利用者からは「食べ物を大切にするきっかけになった」などの意見が寄せられ、食べきりの意識向上につながっています。