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COMPANY
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株式会社日本ピーエス
NIPPON P.S CO.,LTD.

つくる。まもる。つなぐ。人と橋で社会に貢献する企業。

当社は1952年に敦賀で創業し、70年以上にわたり培ってきたプレストレストコンクリート技術により、 橋梁を中心としたインフラの整備や維持管理など社会課題の解決に挑戦し続ける「橋のトータルプロデュース企業」です。プレストレストコンクリートは、PC鋼材を用いてコンクリートに圧縮力を与えることで、従来の鉄筋コンクリートでは実現できなかった長スパン化や超高耐久化を可能にし、橋梁建設において革新をもたらした技術です。この技術は、長大橋や複雑な形状の橋梁の建設を可能にするため、私たちの身近な市街地の橋や高速道路の高架橋などの様々な場面で採用されています。さらに、高品質なコンクリートの使用によるインフラ構造物の長寿命化が期待でき、長期的な維持管理コストを抑えられる点も大きな魅力です。


橋梁の高性能化を実現する技術
橋梁の橋桁製品「スーパープレテン®」

スーパープレテン®は、高強度コンクリート(σck=60〜80N/mm2)と高強度PC鋼より線(一般的なPC鋼材の約1.2倍の強度)を融合することで高性能化を実現した橋梁の橋桁製品です。通常の橋桁と比較して、高さを最大で3割程度低減でき、軽量化、省資源化、経済性向上などの効果が期待できます。さらに、高強度コンクリートの持つ高い耐久性から橋梁の長寿命化が可能となり、維持管理コストの削減や環境負荷の低減につながります。これらの効果により、近年頻発する地震等の自然災害に対しても有効であり、また、建設時の省資源化および長寿命化による補修・補強、更新機会の減少によって、CO2排出量の削減が期待でき、カーボンニュートラルの実現にも貢献できる製品です。

フルプレキャスト工法で桟橋の構築を実現する工法
港湾の桟橋建設工法「PC-Unit桟橋工法®」

PC-Unit桟橋工法®は、全ての部材を工場製作によるプレキャスト(PCa)部材とし、各部材をプレストレスによって接合して桟橋を構築する工法です。PCa部材を多用することで、生産性の向上、省人化・省力化を実現しました。また、本工法は杭頭部材や梁部材に工夫をこらし、耐震性の向上や架設作業時の安全性の向上にも配慮しています。また、プレストレストコンクリート構造を採用することで、桟橋の軽量化、梁の長支間化、およびこれらの効果に伴う杭構造の簡素化が期待でき、資源の節約につながります。(特許第7178050号)


当社は1953年(昭和28年)日本初のポストテンション工法によるプレストレストコンクリート(PC)橋「十郷橋」(選奨土木遺産:福井県坂井市)を完成させ、以来16,000橋を超えるPC橋梁を全国で作り、我が国のインフラ整備に貢献してまいりました。また近年ではインフラの老朽化への対応が求められており、実は福井の技・PC橋で「社会課題の解決」を通じて日本の安心安全を提供していまいります。

COMPANY INFO

株式会社日本ピーエス

〒914-0027 敦賀市若泉町3番地
TEL. 0770-22-1400
FAX. 0770-22-5208
URL https://nipponps.co.jp
E-mail soumu@nipponps.co.jp

代表者 代表取締役社長 有馬 浩史
設立 1952年
資本金 1億円
従業員数 398名(2024年4月現在)
売上高 203億円(2023年度実績)
主要取引先 国土交通省、農林水産省、防衛省、都府県市町村、各日本高速道路株式会社、JR各社、鉄道・運輸機構、民間諸会社
事業内容 プレストレストコンクリート製品の設計・施工・製造・販売

CONTACT

連絡担当者/総務経理グループグループ長 上田 孝明