自動車部品や家電製品、蛍光灯ピンに使用される電子部品など、微小・特殊形状の鍛造パーツの製造に用いられているのが、当社が誇る「冷間鍛造技術」です。他社の鍛造技術は、500℃以上の高温で金属加工を行うのが一般的ですが、当社の技術は常温で加工を行うことができるため、加工時と冷めた時の形状の変化がなく、1,000分の1mmの高精度な加工ができるうえ、高速生産・低コスト化を実現しています。また、生産設備機械や金型の9割を自社内で開発、製造しており、これらのノウハウが当社の技術の根幹を成しています。
自動車制御の電子化が広がり、微小で精密な部品の需要が高まる中、特殊形状・高精度が求められる取引先のオーダーに、当社は「冷間鍛造加工」というコア技術で応えています。シートベルト、スピードメーター、シフトレバー、ドラムブレーキなどの自動車部品には当社の鍛造パーツが使用され、その数は約2,000種類。中でも、ワイパーの金具同士の締結に使用される中空リベットは、リベット製造における「冷間鍛造技術」とリベットセッター(締結用機械)を使用した「かしめ技術」により、トータル締結システムで提供しています。当社の技術により、材質が特殊なリベットを高品質・低コストで提供するだけでなく、ワイパーの滑らかな動作に重要な支点の役目を果たすリベットの、締結不具合のない安全性も確立し、ユーザーに好評を得ています。
日常目にしている蛍光灯の両端に2本ずつ、計4本のピンがあります。当社が製造するピンは、2003年以降、世界の大手電機メーカーにも採用され、世界シェアナンバーワンを誇っています。また、直径2mm以下の鍛造パーツの分野では、国内において多くのシェアを占め、プラズマディスプレイやパソコンの電子部品、携帯電話の微小部品など多くの製品に使用されています。当社の技術は、切り屑を出さない加工方法と、鉛を含まない材料の使用で環境に配慮している点でも評価を受けています。
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| 代表者 | 代表取締役社長CEO 打本 幸雄 |
|---|---|
| 設立 | 1959年11月 |
| 資本金 | 4億5,000万円 |
| 従業員数 | 590名 |
| 売上高 | - |
| 主要取引先 | - |
| 事業内容 |
◯特殊形状の精密鍛造パーツなどの設計、製造、販売 ◯各微小・特殊形状鍛造パーツ ◯中空リベット打込リベット、ブラインドリベット ◯リベットセッター |