当社は長年の歴史のなかで確立してきた4つのコア技術(粒子形状制御技術・複数元素共沈技術・粒子径制御技術・結晶制御技術)を中心に、多様な独自技術(表面コーティング技術・化学酸化技術 等)やノウハウを駆使しながら、二次電池の性能に最も大きく影響する主要部材「前駆体」や「正極材」を製造しています。電池の設計にはメーカーや製品ごとのさまざまな違いがあり、最適な材料も一つ一つ変わってきます。当社はお客さまからの多岐にわたる要望にすべてカスタムメイドで応えることを強みとしています。これらの製品に必要とされる性能や特長を正確に実現するためにも、当社が培ってきたさまざまな知識や高い技術力を用いて、今後もさらなる期待に応えられる高性能な電池材料を提供していきます。
田中化学研究所が開発・製造する電池材料は電池の性能に最も大きく影響する主要部材「前駆体(リチウムイオン電池向け)」と「正極材(ニッケル水素電池向け)」です。中和反応によって生成した沈殿物から水分を抜き、粉末状にしたものが当社製品です。前駆体は電池メーカーや正極材メーカーに納入された後、リチウムを混ぜて高温で焼く(焼成工程)ことにより正極材となります。
当社の電池材料は、これまで携帯機器などの小型電子機器製品やデジタルカメラなどの高機能家電製品に使用されてきましたが、現在の用途は電気自動車やハイブリッド車などの車載電池が主流となっています。なかでも主力製品の一つである三元系正極材料は20年以上の生産実績をもち、歴史ある電池用材料メーカーとして世界の電池産業を支えています。
〒910-3131 福井市白方町45-5-10
TEL. 0776-85-1801
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URL https://www.tanaka-chem.co.jp
| 代表者 | 代表取締役 社長執行役員 横川 和史 |
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| 設立 | 1957年12月 |
| 資本金 | 91億5,522万円 |
| 従業員数 | 368名(2024年9月末現在) |
| 売上高 | 479億円(2024年3月期実績) |
| 主要取引先 | Panasonic、丸紅 |
| 事業内容 |
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